Switchでプログラミングの勉強ができて、自分でゲームを作ることができる「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」を購入しました。
学校の授業で必須になったこともあり、プログラミングの必要性もじわじわと理解されつつある今日このごろです。
プログラミング学習自体は、オンラインサービスやスマホアプリなどさまざまなものがありますが、誰にどう教わるかで理解度や興味の持ち方が大きく変わると思います。
しかしそこは世界の任天堂、
「ナビ付き」
「つくってわかる」
「はじめての」
とタイトルから分かる様に、とてもわかりやすい、そして楽しい。
一応ボクは職業プログラマー(非ゲーム)なのですが、難しいことを考えずに遊んでみました。
プレイリポート ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
▲ まずは起動画面。デザインはNintendo LABOっぽいですね。
▲ そしてゲームが始まると「とれ!」と元気よく指示があります。初対面ですがまあいいでしょう。
しかし実はこれ、Bボタンを押してもジャンプしないのです。。
▲ そこへ謎の「点」が喋りかけてきました。とても元気があってよろしいのですが、物陰にでも隠れていたのでしょうか。
▲ まさかのボブ。スマブラに参戦してほしいです、当たり判定小さそう。
▲ なかなかに理不尽な状況、全てはボブの手のひらの上で弄ばれていたようです。
▲ 急な紹介です。コンピュータ用語のnode(ノード)から転じているのでしょうか、画面もそれっぽくなってきました。
▲ Bボタンが押されたかを監視しているノードンと、ヒトの動作を制御するノードンの「ジャンプ」を線でつなぐと…
▲ Bボタンでジャンプできるようになりました!とても直感的でわかりやすい。
▲ そして無事「とれ!」と初対面で命令口調のりんごをゲットしました。
▲ 実質線一本つなげただけですが、わかりやすい変化があるのは理解が進みます。
▲ キッズのテンション上がりまくり。
▲ ふむふむ。
▲ 対戦寄りのマリオブラザーズ的なものでしょうか。
▲ 2つ目にしてジャイロを使ったプログラミングもできる様です。
▲ 王道の横スクロールシューティング。画面が自動で動くというのはどう実現するのでしょうか。
▲ こちらはスーパーマリオ的なアクションゲームっぽいですね。素晴らしいバリエーション。
▲ 根強い人気のある脱出ゲーム的な謎解きでしょうか。アイデア次第で無限に作れそうな予感。
▲ みんな大好きマリオカート的レースゲーム。何気に自動運転の車との対戦、敵のアルゴリズムも作成できるのでしょうか。
▲ マリオ64やマリオオデッセイ的なゲームまで。普通に3Dゲームが作れてしまうというのも驚異的です。
▲ ここで何の前触れもなく新たな「点」が登場。キャラクターデザインがローコストですね。
▲ ものすごく良いことを言っています、点だけど。ナビをなぞって作るだけではなく、仕組みを理解して最終的にはナビなしで作れるようにならなければ。
▲ チェックポイント、おさらいできる練習問題的なものでしょうか。丁寧さがすごい。
▲ ただのチェックポイントですら、任天堂製は勇気を出す必要があります。何があるかわかりません。
▲ ご丁寧にどうも。スマブラ参戦時は2Pカラーでしょうか。
▲ 任天堂ワールドには点ですら立派なお仕事がある様です。
▲ ねっ!と1つのノードンにもキャラ付けされています。どんなにふざけたプログラムを書いても怒らなさそう。
▲ リンゴをとれ!のおさらいをしながら一通りの基本操作の確認でした。はじめてのプログラミングをする方にはこのくらい丁寧な方が良いですね。
▲ ここで晴れてレッスン1に進むことができます。時間の目安が40分、それなりに難しそうなのに1時間もかからず作れるのでしょうか。
▲ このレッスンでは7つのステップに分けて機能を追加していく様です。複雑そうなゲームも一つひとつやっていけば何とかなりそうです。
▼ ここからレッスン1のダイジェストを載せています。ざっと見るだけでも、わかりやすさが伝わると思います。
▲ 実際には40分も掛かっていません。とても簡単にゲームができてしまいました。
▲ 最初は選べなかった「フリープログラミング」は、ゼロから自由にプログラムを書けるモードです。
▲ 作成したプログラムは、オンラインやローカル通信であげたりもらったりできます。人が書いたプログラムを読むのもとても勉強になります。
▲ パッケージ版に付属している84枚のカードには、ノードンの機能や使い方のヒントが書かれています。こういう参考資料を繰り返し見て理解することで、より思い通りにプログラムが書けるようになるので、プログラム初学者はぜひ手に入れてほしいです。
おわりに
プログラマ目線で、周りにプログラムを学びたいという人がいたら、ボクは必ずこのソフトを勧めます。
このソフトに似た、簡単に書けるビジュアルプログラミングというものはたくさんありますが、このソフトの様な洗練されたレッスンは他にはありません。
(他に簡単に書ける道具はあるけど、それを解説したレッスンが無い)
なので、変な苦手意識がまずつかない、教える側の当たり外れが無い、そしてなぜか異常に安い。
このソフトで学んだ子供が、将来任天堂のプログラマとして働くことになったらと思うと、ちょっと夢が広がります。
そしてSwitchを持っている大人も、プログラミングの知見を得るにはとても良い教材だと思います。